いまどきの長距離通勤

懐かしきバブルの頃、不動産が異常に高騰し家が高くて長距離を通勤する人が増えました。自分は若かったので、そのころ家を買う行為は完全に高嶺の花でした。

時代は変わって、いまは環境のよい場所を人生のメインにすえて生きる目的で郊外に住む人も多いことと思います。

しかし今後歳をとったら郊外の家は不便になる可能性をはらむのが現実です。歩いたり車で出かけるのが大変になってくると、家の近所ですべてがまかなえる環境が理想になってくる。

厳密な意味でいえば、都心も郊外も地方も、「家の周りだけで全部間に合う」という状況にはありませんね。郊外でも、目の前にある大きなショッピングモールがつぶれたら一気に陸の孤島になるかもしれない。

しかし少なくとも言えるのは、目の前にあるお店より、「一ヶ所で何でもそろう」ショッピングモールに行きながら、「うちの周りは以前よりずいぶん寂れた」と嘆くのは筋違い、ですよね?

大家Yは「少し高くても、1ミリでも家から近い店で買う」主義だそうです。出来ればすみ慣れた場所を離れずによい環境を維持出来ればベストではあります。小さいことかもしれませんが、そこが住みよい環境であり続けるのは、一人ひとりの意識に負う部分もあるんでしょうね。

ここ南大塚も、大規模小売店舗にはあまり依存しない街ですね。